再び、光が差す-again-〈下〉

「お前がカオルを押し倒して襲いかかれば一発でたかが外れるぞ」

「そ、そんなことするわけないじゃん!」

「なんだその中学生みたいな反応は…もうやることやったんだろ?」


なんでカオルも海斗もこういうことを、恥ずかしげもなく言えるんだろうか。

やっぱ女の家に転がり込んでいる不良は男女の性行為が呼吸するくらい当たり前なことだと思っているのだろう。

若干引いて無言になる私に、勘違いしたのか海斗がゆっくりと私を視界に入れる。


「まさか、まだアイツ手出してねぇの?」


私はソファーの上に置かれたクッションを手にすると、黙らせるように海斗の顔に押しつける。


「何すんだよ!」


海斗はクッションを怒って投げ捨てると、真っ赤に染まった私の顔を見て口を閉じ気まずそうに顔を逸らした。


「…デリカシー無かった、悪かったよ」

「いつも無いじゃん」

「襲ってくる女ばっか相手にしてるからお前みたいなタイプは難しいな」


海斗は自分が投げ捨てたクッションを自分で取りに行くと律儀に私に返す。