再び、光が差す-again-〈下〉

それでも私は言葉を続ける。


「いつしか私はそのカオルの強引さが心地良いって思ってたの。怖くない?!」

「…まじで何の話だよ」

「要するに、私とカオルは今俗に言う停滞期なんじゃないかと思うの。合ってる?間違ってる?」


どんどん前のめりで近寄ってくる私の顔を、海斗は片手で押し退ける。


「他人の恋愛話なんて俺には芸能人の不倫騒動と同等レベルで興味無いんだわ」

「家提供してるんだから少しは興味持ちなさいよ」


住まいと食を提供していることを指摘すると必ず海斗は何でもやってくれることをここ数日で私は心得ていた。

海斗は渋々といった感じで体を起こした。


「要は、カオルの強引さが無くなったから自分のこと飽きてきたんじゃないかってことか?」

「…ちゃんと聞いてんじゃん」

「お前らのは停滞期って言わねぇんだよ」


頭を掻きながらソファーの上であぐらをかき、面倒くさそうに口にする。

停滞期じゃ無いなら、じゃああのカオルが大人しくしているのはなぜ?

私は海斗の言葉に更に分からなくなる。