「…どうしたの?カイらしくないじゃん」
いつも調子良いことばっかり言って息巻いている俺は、この瞬間だけは菜穂の言う通り俺らしく無かった。
菜穂は軽い過呼吸を起こした俺をただ立ち尽くしたまま唖然と見ていた。
「…分からないんだよ」
弱々しく言葉が洩れる。
「ずっと何かを探して、求めている気がするのに、それが分からない」
なんであの家を出たのか、どうしてAgainを失うのがこんなにも惜しいのか、なんで自分だけがこんなにも世界から取り残されていると感じるのか。
その問いに一つも答えが出ない。見つからない。
「俺の弱さって何なんだよ」
俺は縋り付くように綺月に助けを求める。
お前なら分かるんだろ?
そう問う目をしていたと思う。
だけど、綺月はまた何も答えてはくれない。
「…綺月ちゃん?」
「綺月、何か言ってあげてよ」
菜穂も奈都も綺月の言葉に頼った。
いつも調子良いことばっかり言って息巻いている俺は、この瞬間だけは菜穂の言う通り俺らしく無かった。
菜穂は軽い過呼吸を起こした俺をただ立ち尽くしたまま唖然と見ていた。
「…分からないんだよ」
弱々しく言葉が洩れる。
「ずっと何かを探して、求めている気がするのに、それが分からない」
なんであの家を出たのか、どうしてAgainを失うのがこんなにも惜しいのか、なんで自分だけがこんなにも世界から取り残されていると感じるのか。
その問いに一つも答えが出ない。見つからない。
「俺の弱さって何なんだよ」
俺は縋り付くように綺月に助けを求める。
お前なら分かるんだろ?
そう問う目をしていたと思う。
だけど、綺月はまた何も答えてはくれない。
「…綺月ちゃん?」
「綺月、何か言ってあげてよ」
菜穂も奈都も綺月の言葉に頼った。


