再び、光が差す-again-〈下〉

そんなことばかり考えていると、日が落ち始め、部屋の中が暗くなってきた時、家の扉が開く音が聞こえた。

そして楽しそうな笑い声が耳に入る。


「あれ、電気点いてないから海斗くんいないんじゃない?」

「えぇ〜まじ?」


そしてリビングの電気が点くと、ソファーに寝転がっている俺を見つけて、奈都と菜穂が抱き合って大きな声を出し驚く。

その声に俺も身体がビクッと反応し驚く。


「うるせぇよ!なんだよ!」

「なんだよじゃないよ!いるなら電気点けなよ!」


なぜか分からないが菜穂が、綺月の家に来ていて、俺に説教する。


「…ってか、なんで菜穂がいんだよ」

「カイとカオルと奈都ちゃんが、綺月の家に泊まってるって聞いたから遊びに来たのよ」


菜穂はズカズカと大股で歩きながら、寝癖がついた俺の頭を思いっきり叩く。


「痛ぇな!何すんだよ!」

「受験生の家にお邪魔するなんて馬鹿なの?!
迷惑だと思わないわけ?!」

「あー、受験生だっけ?」


その発言にまた菜穂は俺の頭をさっきよりも強く叩く。