「カオルとの関係も公認してるみたいで驚いた」
綺月は俺の言葉に、肩を竦めて笑った。
「…公認っていうか、今はカオルのことを理解しようとしてるんだと思う」
「理解?」
「もう間違わないように、一生懸命向き合おうとしている気がする」
確かに懸命に今の現状を受け入れようとしてくれているのは、俺の目にもちゃんと映っていた。
俺はそんな親子を見て、少し羨ましいと感じた。
自分ももう少し向き合っていれば、温かいご飯が食べられたのではないか。
もっと、ちゃんと、口にするべきだった。
綺月の母親が仕事で家を出て、その五分後に綺月と奈都が学校に向かった。
綺月の家に一人になった俺は、意味も無くテレビを見ては、ソファーに寝転がって悶々と考えていた。
綺月が言っていた「俺の弱さ」とはなんなんだろうか。
なんで自分のことなのに、俺は何も分からないんだろう。
帰る家もあった、月々に渡されるお金もあった、学校に行けと命令されることも無かった、ずっと自由だった。
なのに、何で俺はあの家を出たんだろうか。
ずっと、あそこにいればお金にも困らないし、毎日毎日違う女の家に転がりこんで過ごすことも無かったはずなのに。
綺月は俺の言葉に、肩を竦めて笑った。
「…公認っていうか、今はカオルのことを理解しようとしてるんだと思う」
「理解?」
「もう間違わないように、一生懸命向き合おうとしている気がする」
確かに懸命に今の現状を受け入れようとしてくれているのは、俺の目にもちゃんと映っていた。
俺はそんな親子を見て、少し羨ましいと感じた。
自分ももう少し向き合っていれば、温かいご飯が食べられたのではないか。
もっと、ちゃんと、口にするべきだった。
綺月の母親が仕事で家を出て、その五分後に綺月と奈都が学校に向かった。
綺月の家に一人になった俺は、意味も無くテレビを見ては、ソファーに寝転がって悶々と考えていた。
綺月が言っていた「俺の弱さ」とはなんなんだろうか。
なんで自分のことなのに、俺は何も分からないんだろう。
帰る家もあった、月々に渡されるお金もあった、学校に行けと命令されることも無かった、ずっと自由だった。
なのに、何で俺はあの家を出たんだろうか。
ずっと、あそこにいればお金にも困らないし、毎日毎日違う女の家に転がりこんで過ごすことも無かったはずなのに。


