再び、光が差す-again-〈下〉

「それで、ここに妹さんも連れて泊まりに来たと?」

「ウス」

「一応お兄のこと止めたんですけど、私もちょびっと綺月ちゃんの家に遊びに来たかったんで、のこのこ付いてきちゃいました」


そう答える奈都の落ち着きの無さは、ただの私の家に対する好奇心だった。

そういえば、ずっと遊びに行きたいと言われていたなぁ、冗談だと思って軽く流してたけど。

もう来てしまったのだからという顔で、全く帰る気がない図々しい二人に、母は疲れきったような顔で頭を抱えた。


「…綺月、部屋に案内してあげなさい」

「えっ!?」


母は意外にも早めに決断を出した。

そして、その答えはもっと意外で、カオルと奈都を泊めることに承諾したのだ。


「綺月もずっとお世話になってたし、今ここでこんな夜遅くに帰すのはあまり良くないでしょ」


私を無償で泊まらせてくれた前科と、母はカオルのことを悪いようには思っていない点で、渋々といった感じで頷いてくれた。

海斗は母が承諾したことが意外だったのか、少し驚いていた。