再び、光が差す-again-〈下〉

「何をしてるの」


その時、三人の背後から母の声が聞こえ、カオルは渋々海斗から離す。


「…どうも」


カオルは母に軽く会釈をして「お邪魔してます」と付け加えた。


「こんな夜遅くに騒いでないで、早く入りなさい」


母はご近所に迷惑がかかると、すぐに家に入るように促す。


「え?いやいや」

「お邪魔します」

「ちょっと待って、泊まらないよね?家に入れるだけだからね?」

「…綺月は海斗は良くて俺は駄目なのか?」

「…いや、そうじゃなくて」

「じゃあなんの問題も無いだろ」


カオルはそう言うと、流れるように靴を脱いで家に入る。

そして海斗ももう自分の家のように靴を脱いだ。