再び、光が差す-again-〈下〉

その時、家のインターホンが鳴り、私は肩をビクつかせ、海斗はうつらうつらしていた目を開けた。


「…まさか」


私は壁に取り付けられた画面を見て、ドアの向こう側にいる人物を確認する。

相手は長身なのか顔が見切れていてハッキリは見えないが、それっぽいバイクに私は思いっきりため息を零す。

そして恐る恐ると家の扉を開けた。

そこには門の前で鬼のような形相で待ち構えているカオルと、正反対に私に会えて嬉しいのか元気に手を振る奈都が立っていた。


「ど、どうしたのカオル、こんな夜遅くに奈都も連れて」


どうか私の予想が外れていますようにと願いながら、カオルに近付き、小さな門を開ける。


「海斗がなんで綺月の家にいるのか今すぐ説明しろ、そして泊まらせろ」


それを聞いて、八つ当たりするように海斗の肩を思いっきり叩いた。


「ほら!言ったじゃん!馬鹿!」


一発だけでは抑えられず、もう一度叩こうと手を上げるとすぐにカオルが私の手を掴む。

そして海斗の方を見ながらカオルが低い声で圧をかける。


「触んな、俺のだ」


め、めちゃくちゃ、怒っている…


「…えー、俺触ってねぇし、むしろ殴られてんだけど」


海斗は理不尽すぎる怒りを向けられ、顔が引き攣る。