再び、光が差す-again-〈下〉

私は海斗に向き合い、人差し指を突き出す。


「まず一つ目ね、海斗を家に上げたことで不貞腐れて喧嘩になる」

「…あ───、考えるだけで面倒だな」


次は人差し指と中指を立てる。


「でしょ!
それで二つ目、不貞腐れて私と喧嘩になり更に海斗とも喧嘩になり死人が出る」

「俺が負けること前提なのムカつくな」

「自分でも言ってるくせに」

「俺は誰も死人が俺だとは言ってない」

「言ってるよ、いやもうそれは今はどうでもよくて…最後の三つ目、これが一番ダルい!」


私は最後に、今の指に薬指を足して、突き出し更に強調する。


「カオルが、家に来る」


そう言った後、海斗は鼻で笑う。


「……まっさか〜、それはねぇだろ」

「…いや有り得るのよ」

「だってアイツが妹置いてここに来るか?」

「なんなら、奈都も連れて来る気がする」

「ないないない」


海斗はあからさまに有り得ないと否定するので、私も考え過ぎかと自分の予想に自信が無くなってくる。