再び、光が差す-again-〈下〉

その時お湯が湧く音が聞こえ、私はカオルから離れると火を止める。


「カオルはどうしてAgainを抜けようと思ったの?」


私はコーヒーの粉末をマグカップに入れながらカオルに聞く。

そして、ゆっくりとお湯を入れる。

透明だった色が徐々に茶色く濁っていき、コーヒーの香りが鼻をかすめる。

私は淹れたコーヒーを手にすると、カオルに渡す。


「聞かせて」


コーヒーをゆっくり飲みながら、ゆっくり聞きたい。

私はそう言って、いつもみたいにカオルに笑いかけた。

カオルは私と向かい合うように椅子に座り、コーヒーを口にする。

そして、カオルがゆっくりと口を開く。


「幸人と同じだよ」


カオルはコーヒーを眺めながら言った。