再び、光が差す-again-〈下〉

「綺月、行こう」


差し出された手を握ると、私も菜穂と一緒に店内に入る。

用意された席に座り、真っ先に雪希と海斗が迷うことなく色んな料理を注文していく。

こんな風にみんなと外食するのは初めてで、私は嬉しくて店内をキョロキョロと見渡していく。


「普通の店だぞ」


落ち着きが無い私にカオルが言う。


「ここよく来るの?」

「あぁ、安いし旨いからな」


カオルの言葉に、私は思わず笑みをこぼす。

突然笑い出す私に、なんかおかしなことでも言ったかとカオルは怪訝な顔を向ける。


「いや、みんながよく来るお店に連れて来てもらって嬉しいな〜って」


みんなが自分のことを仲間と思ってくれてるんだなと実感して、私は目がなくなるくらいに笑顔になる。