再び、光が差す-again-〈下〉

杏樹はすぐにAgainから逃げ出した。

夜の街を徘徊し、楽しかったミナトとの思い出を振り返っては、生きていることの意味が分からなくなった。

一層のこと誰か俺を殴り殺してくれと思っていた。

だけど、誰も自分を殴り殺せるほどの強さを持っていなかった。

この先もこのどうしようもない気持ちが永遠と続くことに杏樹は耐えられなかった。

ミナトのいない世界を見て、死にたくなった。

でもただ死ぬことだけは嫌だった。

どうせ死ぬなら、ミナトを殺した奴を殺してから死のうと決めた。

それから杏樹は人を集め、アザミという暴走族を結成し、消息が掴めないミナトを殺した男をしらみ潰しに探すようになった。

誰かを気絶するまで殴っても痛くも無かった。

復讐だけが、杏樹を生かしていた。

そんな時、Againが復活したことを耳にした。

総長は聡で副総長が一喜だと分かった時、俺はこんなに苦しんでいるのに、お前達は俺を置いて前に進むのかと憎くなった。