誰もミナトを悪く言う奴はいなかったし、ミナトがいるからみんなこのAgainが好きだった。
だけど二年前に起きた大抗争が杏樹達の全てを変えた。
同盟を組んだ今までにない大きな抗争は、Again率いる東狂最凶連合がリードしていた。
だが、相手の爆風黒煙連合を率いていた黒蝶という暴走族のメンバーの一人が負けることを危惧し、刃物を手にしたことで事態は一変した。
その殺意はすぐ近くにいた杏樹に向けられた。
他の不良に気を取られ、後ろからの殺意に気付かず、杏樹がそれに気付いた時には、ミナトが血を流していた。
ミナトが自分を庇って刺されたのだとすぐに分かった。
『お前何してんだよ!』
すぐにAgainの奴らに男は押さえ込まれたが、ミナトの血が止まることは無かった。
突然降り出した雨が、血と混ざり地面が真っ赤に染まる。
杏樹はその時自分がどんな顔をしていたか分からなかった。
痛みに耐えながらミナトは何かを口にしていたが、何一つ耳に入らなかった。
冷たい雨がミナトの体温をみるみる奪い、救急車が来た時には心臓は既に止まっていた。
だけど二年前に起きた大抗争が杏樹達の全てを変えた。
同盟を組んだ今までにない大きな抗争は、Again率いる東狂最凶連合がリードしていた。
だが、相手の爆風黒煙連合を率いていた黒蝶という暴走族のメンバーの一人が負けることを危惧し、刃物を手にしたことで事態は一変した。
その殺意はすぐ近くにいた杏樹に向けられた。
他の不良に気を取られ、後ろからの殺意に気付かず、杏樹がそれに気付いた時には、ミナトが血を流していた。
ミナトが自分を庇って刺されたのだとすぐに分かった。
『お前何してんだよ!』
すぐにAgainの奴らに男は押さえ込まれたが、ミナトの血が止まることは無かった。
突然降り出した雨が、血と混ざり地面が真っ赤に染まる。
杏樹はその時自分がどんな顔をしていたか分からなかった。
痛みに耐えながらミナトは何かを口にしていたが、何一つ耳に入らなかった。
冷たい雨がミナトの体温をみるみる奪い、救急車が来た時には心臓は既に止まっていた。


