再び、光が差す-again-〈下〉

「あっ」


その時、菜穂が何かを見つけたように声を漏らす。


「そのピアスどこかで見たことあると思ったら、いつも聡さんが片方だけ付けているピアスと同じだ」


菜穂は杏樹の片耳に付けられた青いピアスを指さした。

聡さんの耳にもそれと同じピアスが付けられていた。

杏樹はそのピアスを大事そうに触る。


「これはミナトに貰ったピアスなんだ。
無くしたと思ったら聡が付けてて驚いた」

「杏樹と喧嘩した時、地面に落っこちてた」


聡さんは菜穂に言われ思い出したのか、その青いピアスを外すと杏樹に返した。


「やっと返せた」


いつか杏樹が帰ってきた時に返そうと思っていた聡さんは、無くさないために肌身離さず持っていたようだ。