再び、光が差す-again-〈下〉

「死んだ奴は返ってこない、それなのに殺した奴はのうのうと生きてる。
少年院出て今も悪さして、何も懲りてねぇ。
俺はそれが許せねぇんだよ、だから殺す、俺の二年間を無駄にさせるな!」

「あなたはこの一日でこの先の何十年を無駄にするつもり?」

「言っただろ、コイツを殺さない限り、この先何年生きようと俺の時間は止まったままだ。
先のことなんて考えても意味ねぇんだよ」


私にあなたの痛みは分からない。

この二年あなたがどんな気持ちで生きてきたのかも想像したところでたかが知れてる。


「あなたが犯罪に手を染めるのはなぜかとても嫌なの。Againの元仲間とか、聡さんがあなたを大事に思ってるからとか今はそんなの関係無くて、私の意思であなたには復讐の道を進んで欲しくないの」


あの時くれた傘はあなたの優しさの一部だと思うから。

あなたは本当は誰よりも優しくて、誰よりも仲間思いで、誰よりもAgainを想っている。

だから、聡さん達の手を握って。