再び、光が差す-again-〈下〉

部屋がいくつもあって、放置された物を見ると、ここがAgainと同じ廃工場だと分かる。

最後の部屋だと思われる扉を開けると、そこには誰もいなかった。


「どこにいるの」


焦りで嫌な汗が出る。

その時、この部屋の更に奥に扉があることに気付く。

私はその扉を躊躇なくすぐに開ける。


「…見つけた」


勢いよく開けた部屋には、一人の男が縛られていて力無く床に蹲っていた。

顔は血だらけと腫れで原型を留めていなかった。

これは全部杏樹がやったのかと、杏樹の異常さに改めて怖くなる。