再び、光が差す-again-〈下〉

「あんた肝座ってるわね。分かったわよ、やるわよ」


桜も私の真似をするように、とりあえず硬いものを手にして構える。


「待って、私もやる」


その時、眠っていた菜穂もいつの間にか目を覚まし起き上がる。


「菜穂、もういいの?」

「やる、大人しく待ってるなんて私らしくないでしょ」


菜穂は桜を見ながら言うと、私達の横に並んで立つ。


「よし、せーので行こう」


私の声に二人が頷く。


「せーの!」


私の号令で私達は一斉に壁に向かって叩き付ける。

案の定ここの壁だけ薄かったのかすぐに亀裂が入る。

私達はまた一斉に壁に向かって叩き付ける。