再び、光が差す-again-〈下〉

菜穂は肌に触れられた瞬間、恐怖で声が出なくなり、抵抗する力も湧かないくらい菜穂の全身が震えていた。

男のされるがまま、ついにブラの上から胸を触られる。

何度も何度も撫で回され、男は満足したら今度はブラの中に手を入れ直接胸を触られる。


「…やめて……たすけて、誰か」


今にも消え入りそうな声で菜穂が声を絞り出す。

菜穂の目から涙が零れる。


「…たすけて、ユキっ…」


幸人を好きになったせいで、こんなことになっているのに、菜穂が助けを求めるのはやっぱり幸人だった。

他の男に触られながら、菜穂は幸人の名前を呼ぶ。

彼女がこんなことをしていることを知った時、幸人は心が痛まないだろうか。

彼女が杏樹と繋がっていることを知った時、幸人は自分を責めないだろうか。

私は声が潰れるくらい「やめて!」と叫ぶことしか出来なかった。