再び、光が差す-again-〈下〉

桜はそんな菜穂の頭を撫でる。


「…やめて」


桜は菜穂の頭を撫でると、頬を触り、首を触り、シャツのボタンに手をかける。


「幸人に抱いて貰えなくて可哀想だから、代わりに抱いてあげるね」

「やめてっ…!」


菜穂が桜の手を払い除ける。

その行動が余計に桜を腹立たせた。

桜は払われた手で菜穂の頬を思いっきり叩く。


「優しくしてあげようと思ったのに、やめた」


菜穂の口の中が切れ、血が口から垂れる。


「ねぇ、いいよ、やっちゃって」


桜は、暴れる私を押さえていた男の一人に言った。

男は私から離れると菜穂にゆっくりと近付く。