再び、光が差す-again-〈下〉

「まさかお前の彼女とは思わなかったわ。
お前いつから一人の女に絞ったんだ?」

「今そんなこと関係ねぇだろ!」

「…落ち着けよ、そんな苛立ってると俺の手が滑って傷つけちゃうかもよ?」


挑発的な態度に乗せられては駄目だと、落ち着くために息を吐く。


「綺月と菜穂に手出したら、俺がお前を殺す」

「それもいいかもな…お前がどれだけ強くなったか気になるし」

「調子に乗るなよ」

「調子に乗れるほど俺が強いこと知ってるだろ?」


駄目だ、これ以上会話を続けてたらこの携帯ごと踏みつけにしてしまいそうだ。

その時、後ろから手が伸び俺の携帯を誰かが奪う。


「今からそっち行くから、殺す準備しとけ」


振り返ると、今までにないくらい眉間に皺を寄せ怒っている聡が、低い声を更に凄めながら放つ。