桜色-出会い-

そうしてあたしはいつの間にか寝ていた。








誰かがあたしの額に手を当てた。


誰………??





「ん…………」



「あ、わりぃ………
起こしちゃったな」


「龍君……?
いつからいたの??」


「ああ、さっき来たところ。
寝てたから、まだ熱あるのかなぁと思って、触ったらちょうどお前が起きたんだよ。」



「そうなんだ……
全然気づかなかった。」







「これ買ってきた♪♪」


「なに??」

「ミルキー♪♪」



「やったぁ☆
あたしミルキー大好きなんだぁ♪♪」



「知ってる。」






「はい。」


龍君はあたしに袋まるごとわたした。

「龍君食べないの??」


「俺甘いの苦手なんだよ。」



「えぇぇ〜〜〜〜
美味しいのに〜〜!」


「無理!!!
気持ち悪くなる……」