漆原のことは嫌いじゃないんだと思う
こいつに襲われかけても嫌悪感が無い
あの薬剤師には嫌悪感と恐怖心しかないのに
「俺の傍に居ると迷惑しかかけないから」
「そんなこと……」
「お前も間違えが起きて俺と番になったら困るだろ」
漆原は困った表情をしている
何でお前が困るんだよ
俺と離れた方がメリットしかないのに
「ちょっ……漆原!?」
突然抱きしめられた
なっ……何で
「俺……お前と番になってなくて安心した」
「……そうか」
「春永のこと縛り付けてしまうんじゃねぇかって怖かった」
「そっち?」
「え?」
「いや……てっきり俺のこと本気じゃないから……」
「んな訳ねぇだろ」



