「そんな俺でも春永の傍に居ていいのかな」



春永にだけは見捨てられたくない

だから手を出さなかった


それなのに自らその壁を打ち壊してしまった

後戻りは出来ない





「さぁな。それはお前と春永が決めることだ」





気付きたく無かったな

俺、本気で春永が欲しい




春永じゃなきゃ嫌だ







「俺、春永のこと本気です」







春永に嫌われたかもしれない

それでも一生をかけて償うから





傍に居たいと思うのは俺の我儘だ