だからと言って許されることじゃない
それでも逃げる訳にも行かない
永和さん達にも謝らなきゃ
「ほら、行くぞ」
「……はい」
郁也さんに支えられ立ち上がり
永和さん達の部屋へと向かった
「何しに来た。帰れ」
「永和、まずは月愛も時雨さんに診て貰おう」
「知るか」
怒ってるのは当然だよな……
「えっと………春永は?」
「時雨さんが診てる。これ以上春永に関わるな」
「あの……俺」
「てめぇは自分が何したのか分かんねぇのか?」
ピリつく空気に耐えられず俯く
「ひさ、お前下がれ」
「春さん……だけど」
「俺が話す」
永和さんは部屋の奥へと移動し
春さんは俺を連れてホテルのラウンジへと向かった



