正直ここから記憶が無い 気づけば俺は 春さんに殴られて 春永を永和さんが担いで部屋を出た 「月愛……大丈夫か?」 「……えっと……何が起きて」 「覚えてないのか?」 郁也さんが心配そうに俺を見つめる 「扉壊して中に入った所までは……」 「こっちの声聞こえて無かったからなぁ…」 「春永は!?」 「大丈夫。時雨さんが診てくれてる」 とりあえず無事なのか 安心して力が抜けた 「……覚えてないのも仕方ないけど」 「はい?」 「お前春永の首噛んだんだ」 「え?」 俺が春永の首を?