部屋に向かったが誰も居ない
春永何処にいるんだよ……
春永に何かあったら相手を殺さない自信無いぞ
「……永和さん、こっち」
「月愛?」
「春永の匂い」
月愛はアルファで春永の運命の番だと言う
番の匂いを感じることが出来るのは俺が一番理解している
「案内しろ」
今は月愛の感覚だけが頼りだ
月愛の案内で同じフロアの別の部屋の前まで一直線
「ここだ。匂いが強い」
郁也にマスターキーを取りに行かせている間も気が気じゃない
「……やばい」
そう月愛が呟いた瞬間
「月愛!?何して」
「春永!!」
扉の破壊に走り出した



