【BL】愛されたいだけ





「春さん、連絡つきました?」

「ひさ……それが……時雨は何も知らないって……そもそもそんな人が来ているなんて初耳だ……って」




嫌な感じが強くなる

二度と味わいたくなかった感覚だ




春さんが幹人に襲われていたあの時以来





「時雨さんと合流して部屋向かうぞ」

「あの!俺も行きます」

「月愛……」

「うまく言えないけど春永のこと気になるから…」







月愛はアルファだが信用している



「分かった」





俺達は急いで部屋へと向かった