「終わった……」
「お前が嫌がるから無駄に時間かかっただろ」
「え?俺のせい?突然脱がされたら抵抗するよ?」
「じゃあ、しぐくんこれ宜しく」
しぐくんはデータを持ってそのまま仕立て屋に向かった
いつもの仕立て屋だろうから夜には完成してるだろう
学校終わりにそのままいっくんに寄ってもらって着替えて直接会場に向かうか
「漆原、帰りは遅くなると思うから家族に連絡入れとけよ」
「……あぁ」
漆原の反応が変だが、まぁいい
あとは……
「……いっくん?今から車回せる?」
「春永?」
「漆原、悪いが付き合え」
「は?」
1日くらいサボっても勉強には困らない
早退することを決めて
いっくんが迎えに来るのを待つ
「春永さん?」
「今からサボるが問題あるか?」
「いや……別に…無いけど…」
「そうか」
じゃあ問題無いな



