「永和のことは放っといて良いから」 「……良いのか?」 「いっくんがごはん作って待ってるよ」 漆原がいることが当たり前となり日常となった だから春のようにすっかり警戒を解いてしまった アルファだからと言って皆が皆悪い人じゃない そう思ったから 「ノコノコ着いて来て俺に抱かれたいんだろ?」 こんなことになるとは思っても居なかった