「春永、動くの辛いなら鎮静剤打とうか?」 「ううん。大丈夫」 俺がトイレからしばらく出ないのをしぐくんは気にしてくれた 薬にばかり頼ってられないしな 「だいぶ楽にはなったから」 「そうか」 動かずにいると気持ち悪さが和らぎ ごはんの匂いも大丈夫だった 「るなくん……大丈夫?」 「うん。心配かけてごめんね」