「春永!!」
「……しぐっ…くん?」
意識が朦朧とする中しぐくんに抱きかかえられた
俺の上に居た漆原は?
「痛ってぇ」
何故か頭を押さえている
「春永、これ今すぐ飲め。
そこの薬の保管室内側から鍵かけられるからそこ入ってろ」
「でも……漆原が」
「こいつは一回寝かす」
そう言って注射器を取り出し漆原の太ももを刺した
「早く行け!!」
一先ずしぐくんの言う通りに薬を握り締め保管室に閉じこもった
漆原としぐくん大丈夫かな……
俺のせいで……
あれこれ考えたいが漆原のフェロモンのせいなのか
これ以上意識を保てそうには無く
なんとか薬だけ飲みそのまま意識を手放した



