慌てているとバタバタと走って来る音が聞こえた
しぐくんか引き戻して来たのかな
「しぐくん!!薬が……」
鍵をかけたばかりの扉を自ら開けると居たのはしぐくんではなく
「漆原……」
アルファの漆原
まずい
「痛って…」
その場に勢いよく倒された
「漆原!!俺から離れて!!」
離れるどころか漆原は倒れた俺の上に乗ってきた
本気でやばい
こっちの話聞こえてない
俺のフェロモンのせいで漆原の意識がトんでる
「……っ」
漆原自身の常に出てるフェロモンが
ヒート状態の俺にはキツイ
やばい
俺も意識が……
メニュー