【BL】愛されたいだけ




春が受け入れるとは思わなかった



「いっくん……春何考えてんの?」

「さぁね。でも春さんは彼の気持ち理解出来るんだよ」



いっくん何言ってるのか分かんない





「あれ〜知らない人が居る」

「永奈、永斗、何処行ってたんだ?」




訳も分からないままリビングに居ると双子が帰宅





「じゃ〜ん!!るなくんの入学お祝いケーキ買って来たの」

「ありがと」

「るなくんコレも買って来た」

「欲しかった財布だ!!永斗もありがと」






この光景を漆原は





「家族か……」




辛そうに見ていたのは春しか知らない






「それより誰なの?」

「俺のクラスメイト」

「へぇ……お名前は?私は泉永奈です」

「漆原月愛です。月愛って呼んで」

「月愛?るなくんと名前似てるね」

「それは永奈達が俺のことるなって呼ぶからだろ」





俺の名前は春永だけど

2人が小さい頃俺のことを春永くんと呼ぶのが難しくて

るなくん呼びが定着してそのまま成長したから

春くん呼びだと春と丸かぶりだしね