「離れるなら月愛に理由を告げてお互い納得してから離れろ。それが出来ないなら自己判断で離れるな」
どうして……
「そんなお互い辛くなる選択肢選ぼうとしてんなら止めるだろ。俺はお前の親だ!!」
平行線になりそうな話だと思った
その話の終わりを付けたのは
「月愛はどう思う?」
「月愛!?いつから……」
永斗と一緒にリビングから出て行ったハズなのに
「話聞いちゃ駄目とは思ったんだけど永和さんに話聞いてろって連絡入って」
月愛達が部屋を出たのと同時に連絡して盗み聞きさせたんだな
「えっと………まだ理解が追い付いて無いんだけど、春永の番が俺なのは確かなのか?」
急に血の気が引いてきた
手先が冷たく感覚が無くなっていく
何て言えば……



