急いでシャワーを浴びて着替えた頃に血相を変えて帰って来た春達
「………永斗と月愛、少し外してくれるか?」
「うん。月愛くん行こう」
「え……あ、はい」
リビングから永斗、月愛、いっくんの3人が追い出され残ったのは俺と永和と春
「時雨から話聞いてきた」
「うん……今後の治療についてだよね?」
「そう。それと血液検査の結果も」
「何か悪かった?」
春の顔はずっと青白い
余程検査結果が悪かったのだろうか
「春さん……」
「大丈夫……。春永嫌かも知れないが話してくれるか?」
永和が春の手を握る
俺はその姿を見て羨ましくて俺もこんな家庭を築きたいと願ってしまう
その相手が月愛ならいいな……なんて
「お前番が居るのか?」
急に頭が真っ白になる



