「腰、大丈夫か?」
「まぁ……一応」
「あー……ごめん。ドロドロだね」
「わざわざ口に出すな」
「ふっ……ごめん。嬉しくて」
嬉しそうに笑う月愛にキュンとしてしまった
って早くしないと春達帰って来る
「急げ!!まじで殺されるぞ」
月愛はそのまま着替えて俺は風呂に向かった
「……春永、次は首噛んで良い?」
「……あー、考えておく」
首は噛まれたくない…
見せたくない
俺は家でも首輪を外さないようにしてる
噛み跡は見られはしないけど
知られたくない
「永斗……ごめん。変な所見せて」
「ううん。まぁ、永奈や永和じゃなくて良かったね」
「うん……心の底からそう思う」
「俺も兄のそういうのはあんまり見たくないけど、相手が月愛くんなら別に良いと思うよ」
永奈も永斗も月愛によく懐いている
これなら俺が居なくなってもこの家に月愛は残りやすい



