「んで?この人とはどういう関係?家族って?父親?」
「………だから、いっくんは父親じゃない。家族」
「父親じゃない家族って何だよ」
半笑いで聞いてくるこいつに腹が立つ
「血の繋がりがなければ家族じゃないのか?」
「血が繋がってたって家族なんて名前だけだろ」
その言葉に
「意外と手が早いんだな」
俺は漆原の胸ぐらを掴んでいた
「てめぇに俺の家族の何がわかんだよ。知らねぇのに馬鹿にすんな」
「春永」
いっくんに声をかけられ
渋々手を離した
「お前ムカつく。二度と関わるな」
「それは無理かなぁ」
「何で……」
「俺がお前に惚れたから」
………は?



