「煩い!!」
母さんが手をあげた瞬間には
「……満足か?」
永和さんの頬が赤くなった
「月愛、悪いが俺の家に帰るぞ」
「それより……永和さん冷やさないと…」
「こんなもんほっとけば治る。それとこの家は売り払うから」
「え?」
「あんたが心の底から月愛に対して謝って愛すつもりなら月愛を返してやる。そうじゃないなら一生関わるな」
俺は何も出来ないまま永和さんに助けられて
「おかえりーって何でまた月愛も戻って来た?忘れ物?」
「春さんは帰って来た?」
「うん。いっくんも一緒に」
「そうか」
俺は永和さんに引かれるままリビングに連れられ
「春さん。こいつここに住まわせます」
そう言った



