今日も来てる。


あのときを堺に

“陽光理緒”はいつも私の家に


やってくるようになった。


「家」と言ってもいつも

玄関まで。


あたしの部屋からだと


アノ人のことは


見えない。




  けど



居るってくらいには見える。


そしていつもアノ人は、


私にメールや電話をしてくる。

正直私はあの人の事が


よく判らなくなってきた。


あたしは『それが』とか


『何。』とか『ウザイ』


っとかしか言わないのに、


何故かアノ人は毎日来て


いつも他愛無いことを


話して帰っていく。




よく・・・・判らない。



やっぱり変な人だと思った。



でも、きっと優しい人


なんだと思った。