「俺がいった嫌い、でずっと苦しんでたんか、ごめん、本当に」
指で私の涙を拭うとき、ずっと辛そうに顔をゆがめていた。
「たしかに初めはなにこいつって思ったけど、話聞いてたら楽しそうだしいつもにこにこ笑ってて、かわいいし。みかちゃんはたしかに好きだったけど薄れていったというか」
手を繋いだ時にはもう、好きだった。
そう告げられた時、私は信じられないようなものをみる目をした。
ばつの悪そうに頭をかいて、「悪いかよ……」と呟いたのだった。
そのあと、もう大暴露会だった。
今に至るまでの葛藤から、もっと基本的な好きな食べ物やらなんやら。
お互い包み隠さず、全部思いのたけをぶつけた。
「喧嘩したらまた手紙で呼び出して、またこの公園でスタートするか」
「あり、だね」
どちらともなく手をつなぎ、付き合ってから初めてであろう笑い声をあげて帰り道を歩いたのだった。
指で私の涙を拭うとき、ずっと辛そうに顔をゆがめていた。
「たしかに初めはなにこいつって思ったけど、話聞いてたら楽しそうだしいつもにこにこ笑ってて、かわいいし。みかちゃんはたしかに好きだったけど薄れていったというか」
手を繋いだ時にはもう、好きだった。
そう告げられた時、私は信じられないようなものをみる目をした。
ばつの悪そうに頭をかいて、「悪いかよ……」と呟いたのだった。
そのあと、もう大暴露会だった。
今に至るまでの葛藤から、もっと基本的な好きな食べ物やらなんやら。
お互い包み隠さず、全部思いのたけをぶつけた。
「喧嘩したらまた手紙で呼び出して、またこの公園でスタートするか」
「あり、だね」
どちらともなく手をつなぎ、付き合ってから初めてであろう笑い声をあげて帰り道を歩いたのだった。

