秘書はあらがえない気持ちを抱いて

「恥ずかしいか?」

小さく頷けば、進一郎は小さく笑った。

「大丈夫だ。直ぐそんなこと考えられなくなるくらい、めちゃくちゃにしてやる。」

「それ、全然大丈夫じゃないだろ!」

「アハハ、まあ、大丈夫か大丈夫じゃないかはお前次第だ。」

俺次第と言われてもやっぱり大丈夫とは到底思えないが、進一郎のいつもの笑顔を見たら、張りつめていた気持ちは少し楽になった。

「触るぞ。」

キスは聞かなかったのに、触る時は言うのかよ…
余計ドキドキする…

「あっん…」

胸の片方の突起を触られ、軽い電流を流されたような衝撃が走った。

「お前、ここ弱いんだな。」

「ち、ちが…」

「違わないだろ。こんなに感じて。」

進一郎のもう片方の手が、空いているもう片方の突起に伸びる。

「あっ…いや…」

ビクビクと体が反応してしまう。

「ここ、そんなにいいのか?」

"ここ"と言いながら、コリコリとこねていたところを弾かれる。

「ああっ!」

体がビクンと跳ねる。