「な、なに?」
なんで私は陸くんと話すとどもっちゃうんだろう
「レクなんだけど…男子決まった?」
男子…忘れてた…
「陸くんは一緒の班になりたい人はいるの?」
「いねぇ…うちのクラスって奇数だよね?だから、俺一人でいいよ」
いないんだ…あんなにたくさんの人と話してるのに…
「じゃあ、私ともう一人私の友達の矢野 音羽と一緒の班で…」
「それでよろしく」
陸くんは私に笑顔を向けてそのまま机に伏せてしまった
三人の班でいいんだ…
「もうすぐ授業が終わるし、ご飯が食べれてよかったな、クククッ…」
陸くんは机に伏せたままそんなことを言ってきた
ちょっと!何思い出させてるのよ!
せっかく忘れてたのに!!
陸くんって意地悪ですか?!
ありえないんだけど!
私は、後10分で終わる授業があっという間に感じた
昼休み_
「音〜、ご飯食べよ〜」

