「待ってる間に着替えちゃった
そんなに急がなくてもよかったのに
もしかしてさっきの男の人に捕まってたの?」
私は陸くんに聞く
「あぁ、あいつ食べ終わるまで待っててって言って離してくれなかったんだよ
どんだけ自己中なんだか…」
それは大変だったね
「お疲れ様」
「早く行きたかったのに
しかも食べ終わったと思ったら一緒にまわるって言い出して、まいてきたんだよ」
それでもちゃんと食べ終わるまでいてあげたのは陸くんの優しさだね
「ふふっ」
私は思わず笑ってしまった
「雛?何かおかしいところあったか?」
陸くんはなんで笑われたのか分かっていないようだった
「ほんとに仲良いんだなぁって思っただけだよ」
「そんなことねぇよ、そんなことよりも早く準備して行こ」
陸くんが制服を手に取りブレザーから学ランに着替える
そのまま身支度をしてメガネをかける
「は、早い…」

