「そうじゃねぇよ
行けないって知ってたらすぐにでもこうしたのにってことだよ」
陸くんが私の腕を引き、抱き締める
「…陸くん」
優しく抱きしめてくれた腕からは優しさが伝わってくる
「俺、新見に文化祭一緒にまわること断ってくれたのすごく嬉しかった」
陸くんが私の肩に頭を置き、ささやく
優しい声…
「それに大切な人って言ってくれたのが本当に嬉しかったよ」
頭をあげて私の顔を見て笑いかける
あ…この笑顔は…
みんなには見せない顔、自然体の時に出る陸くんだ
「私にとって陸くんは大切な人だから
本当のことを言っただけだよ」
私も陸くんに笑いかけた
「…可愛すぎ」
陸くんが呟き私を強く抱きしめた
「陸くん、苦しいよ」
でも離してほしいわけじゃない
私は抱きしめ返した

