これじゃあだめ… 「?!」 私は椅子から降り、陸くんと向き合うようにして思いっきり抱きつく こうするとさっきよりも落ち着く… 陸くんの温もりが伝わってくる 暖かくて、心地いい… 「朝比奈、ちょっと体制変えてもいいか?」 そう言って私を軽々持ち上げ、陸くんのあぐらの中に横になる形で私はすっぽりおさまった さっきよりも楽になった 「陸くん…」 「ん?」 「いい匂いするね…」 「そうか?」 私この匂い好きだなぁ〜… 安心しきってしまい、そのまま目を閉じた