「ありがと、…サクッ!変わらず美味しいねこれ」
「ね、何枚でも食べられそう!」
「流石にそれは食べ過ぎ」
そう言って笑う音
ちょっと笑いすぎじゃない?
そりゃ食べ過ぎかもしれないけどさ、美味しいんだもん
「美味しいんだもんね?」
「なんでまた分かったの?」
上目遣いで少しふてくされながら音を見上げる雛
「雛、可愛すぎ、なんで彼氏いないんだろうね?」
「だって私には和くんがいるし、いらないよ」
「はいはい」
和くんがいれば私は十分、あの笑った時の笑顔がもうたまらない
ああ〜和くんに会いたいなぁ…
「あ、そーいえば雛は聞いた?」
「何を?」
水筒をくるくると回していた手を止め、音の顔に目を向けた
「1年生と3年生にも転校生がきたって言ったけど、その2人はなんと…秋ちゃんと和くんなんだって!!」
「…えっ」
私は思わず固まってしまった

