「1人ずつくじ引いてください~じゃあ左の列から~」

学級委員長が進めてくれている。

引く前にどうしても隣になりたかったら、めっちゃめちゃ祈った。小さく声に出しても祈った。

それぐらいなりたかった。

盗み聞きで聞こえた。

「お前何番??????」

「俺12~」

聞き覚えのある。その優しい声。どうやら彼は12番らしい。

どうしてでも12番を引かなければ!!!

ついに私の番!お願いします!神様!恋の進展がしたいです!!おりゃぁぁぁぉぁ!!

見たらまさかの「12」の数字が書いてあった。

やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ