島津くんしっかりしてください

慌てて島津くんとお母様を見比べてみる。






あ……確かに、涼し気な目元とか、スッと通った鼻筋とか……あと、笑顔がそっくりだ。






瞳が楽し気に細まって、唇が綺麗な弧を描く。






顔中から楽しいという感情があふれているような、そんな輝かしい笑顔。







「え、ぇ……あまりにお綺麗なのでてっきりお姉さんかと思いました」



「えぇっ、本当⁉ 嬉しい~、陽平聞いた? お綺麗、だって~!」






呆然とそう呟くと、お母様は瞳をキラキラと輝かし、息子はきょとんとした後はじけるように笑いだす。







「あははっ、母さんが姉? ないない、歳だってもう姉って年齢じゃ……」



「うん?」



「え、いや。なんもないっす」






まるでコントのような会話に、ふ、とつい笑みが漏れる。






見た目だけじゃなく、中身まで若々しくてかわいいな。







「真見さん?」



「あ……っいや、楽しそうだなと……仲がいいんですね」






くすくすと笑う私にお母様と島津くんは同時に息を吐いた。