島津くんしっかりしてください

……それじゃあ、私や元父親と瓜二つのように見えた先輩の瞳は?






少なくとも遠い親戚ではないってことだ。








あの男は親戚の集まりなどにはあまり行っていなかった。







だから、仮に近い親戚だとしても面識はないということ。












でもやっぱり……一番高い可能性は、父親の隠し子ってとこかな。




可能性はゼロじゃない。















だけど。









……だけど



















先輩は、どうして瞳の事を私に言ってくれなかったのだろうか。












「……っ」





ぴたりと、足を止める。




わから、ない。






何も、わからない。











言ってくれなきゃ、なんにもわかんないよ……。