島津くんしっかりしてください

真見さんはずっと反対をしていた。



それなのに、俺が無理やり押し切ったから……。






「……あんたが心を許してるってことは、いい子なんでしょ。それはわかる」



「それなら……!」


「でも、今まで一度もあっていない人の家に小さな子供を預けるなんて、あんまりよろしい行為じゃないからね。そのあたりだけ話したいなって」


「……わかった」





母さんの瞳はもう定まっていて、俺が何を言っても無駄なんだろう。






……大丈夫、真見さんは疑いがないほど、『いい人』だ。







例え真見さんが自分を偽っていたとしても、人の本質的なものは変わらないはずだから。






俺が人見知りだということをカミングアウトしても、真見さんは馬鹿にしなかった。



片思いのつらさをわめいても、黙って話を聞いてくれた。






母さんに嫌われる要素なんて、どこにもない。










「あははっ。それにあの天使のようにかわいい琴音ちゃんのお姉ちゃんの顔を見たいってのもあるけどねー?」





……それが99.9%本心では?